2020年10月16日

オンライン配信をはじめました

監督の宍戸です。
映画館や自主上映会の場で、スクリーンの前に人が集い映画を見て語らう場を大切にしたいと考えてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響により依然として人が集い場を持ち合うことの難しい状況がつづいています。
そうした中、オンライン配信も映画をご覧頂くひとつの方法として、これまで出会うことの叶わなかった方へも気軽に観て頂ける機会になればと思い、期間限定でオンライン配信をすることにいたしました。期間は現在のところ、年内いっぱい(12月31日まで)を予定しています。

 

この機会にぜひ、映画「道草」と出会って頂けたら幸いです。
そしてまた、人が集い語らい合える場が取り戻されてくることを願っています。

 

《概要》
【配信作品】映画「道草」(2018年/95分/バリアフリー字幕付)
【動画プラットフォーム】Vimeoオンデマンド
【配信期間】2020年10月16日(金)10:00~12月31日(木)17:00
【鑑賞期限】レンタル購入から24時間以内/ストリーミングのみ、ダウンロード不可
【鑑賞料金】おひとりさま1,300円
【URL】https://vimeo.com/ondemand/michikusa2020

 

1.Vimeoページに移動します。
※ ページ内の予告編を再生し、視聴できる環境かをご確認下さい。
2.Vimeoアカウントの登録/もしくはログイン
※ アカウントをお持ちの方はログインして下さい。
※ 初めての方はアカウント登録をして下さい。その際、登録無料の「Basicプラン」をお選び下さい。
3.お支払い情報を入力
※ 登録・ログイン後、「お支払い情報を入力」に情報を入力して下さい。
※ クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)、PayPalに対応しています。
4.お支払い情報を入力後、「¥1,300でレンタル」ボタンを押して下さい。 再生できるようになります。
※ 鑑賞期限は購入から24時間以内です。

 

ご不明な点がございましたら「道草」上映委員会までお問合せ下さい。

2020年08月19日

一矢さんの近況

監督の宍戸です。
先週、「道草」にご登場いただいた尾野一矢さんとご両親にお会いしてきました。
神奈川も猛烈な暑さになったこの日は、一矢さんにとってアパート宿泊体験の初日でした。津久井やまゆり園芹が谷園舎を車で出て、県内に借りたアパートにお昼過ぎに到着、すこし遅めの昼食を召し上がっていました。介助者は「NPO法人 自立生活企画」から大坪寧樹さんが同行され、夕方にはやまゆり園の職員さんが交代し、宿泊されたそうです。

メディアの方も何人かいて窮屈さもあったのか、その日の一矢さんは静かな印象でしたが果たして施設ではない暮らしの場をどんな風に感じているだろうと一抹の不安を感じながらも、その日は別れました。

 

尾野さんご家族を長きにわたり取材されている旧知の記者さんによれば「芹が谷帰る」と話していた一矢さんが、2日目に「芹が谷やめとく」に変わったそうです。3日目には「芹が谷やめとく」を繰り返し、「ここは誰の家ですか?」と尋ねると力強く「かずやんち」と答えられたということです。3泊4日の予定だった宿泊は、一矢さんの意思を尊重して続行が決まりました。
介助者の大坪さんに伺ったところ、このまま1か月の宿泊体験に入り問題がなければ園を退所することになりそうだということです。
新しい生活様式には喜びだけでなく不安も戸惑いもついて回ることと思いますが、あらたな門出に立たれた一矢さんに幸多からんことを心から願います。

 

 

 

※写真は旧知の記者さんからお借りした、一矢さんと大坪さんの買物風景です

2020年07月02日

ソウル障碍人人権映画祭報告

5月下旬に開催していただいた韓国・ソウルでの映画祭の様子を、主催者の方がご丁寧に教えてくださいました。
ご了承いただきましたので、以下にそのご報告の一部を転載させていただきます。

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初夏の気配の漂う5月29日の午後7時、「道草」を上映しました。
空気も映画もとても素敵で、多くの人々が泣き笑いしながら映画をみました。
平日の夕方、しかもコロナウィルスの影響でお客さんが少ないのではないかと心配しましたが、杞憂でした。
多くの人が「道草」を目当てに会場に足を運んでくれました。上映後、アフタートークから出た話や個人的に聞いた話をまとめてお送りします。

 

<ある地域のILセンターで働く方>

登場人物のひとりが電車で人に迷惑をかけて謝るシーンがあったけど、どんな出来事でも地域で関わりを持つ経験はとても大事だと思いました。会ってみないとただ“怖い人”と思われるかもしれません。なので地域でふれあい続け、かかわりを持つのが重要だと思います。自立でもっとも必要なことも人とのかかわり、ふれあいです。“障がい者”として受け入れられるのではなく、一緒に暮らしながら“仲間”や“友達”として平等な立場で同じところを見ていることが一番大事だと思います。

 

<発達障がいの子を持つ家族>

発達障がい者がとる行動を「問題行動」だと言うシーンで「問題とは誰の視点からの定義なのか、健常者の視点ではないか」という疑問を持ちました。映画をみながら羨ましかったことは介護者が24時間寄り添い、障がい者が家で閉じこもるのではなく、お出かけしたり、会話したりするところでした。韓国にも取り入れるべき支援の仕組みだと思います。かかわり方という点で、私たちがどう一緒に生きていくかについて考えさせられました。

 

韓国の多くの入居施設に発達障がいのある人たちが暮らしています。発達障がいへの国の理解や地域で暮らす経験、ケースは少ないです。それによって発達障がい者への介護時間も極めて少ない現状です。韓国の障がい人人権運動の今の課題でもあり、必ず勝ち取らなければならないことでもあります。

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以上です。
ご覧になった方から自主上映のお問合せも多く届いてるそうで、今後映画祭の関係者の方に韓国国内での配給をお願いできるか現在相談しているところです。
上映からさらなる上映の拡がりが生まれることを喜び、国をこえての拡がりに深く感謝します。

 

2020年05月16日

海外初上映(ソウル障碍人人権映画祭)

映画「道草」が海外で初めて上映されることが決まりました。
主催は今年で18回目を迎えるという韓国の「ソウル障碍人人権映画祭」です。
映画祭は5月28日~30日の期間で開催され「道草」は29日19:00~、
韓国語字幕と手話通訳がつき上映されると伺っています。

 

映画祭HPにも紹介されています(こちら)。

韓国での上映を光栄に思うとともに主催者のみなさんに心から感謝いたします。

2020年04月16日

本のご紹介(『支援のてまえで』)

監督の宍戸です。新刊本のご紹介をさせていただきます。

生活書院から2月に出版された『支援のてまえで たこの木クラブと多摩の四〇年』(三井さよ、児玉雄大編著)は、東京都多摩市にある「たこの木クラブ」の歴史を振り返りいまを見つめなおす本です。
たこの木クラブには「道草」の撮影をはじめた頃から時折通い、週に1度の「すいいち」企画は何度か撮影もさせてもらいました。映画製作が行き詰まるとよくすいいちに足が向き、そこでまったりと、何もせずぼんやりといさせてもらうのですが、代表の岩橋誠治さんやここに集う人たちと何でもないお喋りを交わしていると、不思議に行き詰まりは解きほぐされて、道がまた拓かれてくるような思いをしたものです。

映画にたこの木クラブはワンシーンも登場しませんが、この場に出合わずにいたらずいぶん別な映画になっていたかもしれません。本書にはそんなたこの木クラブの魅力がたっぷりと綴られています。
外出がままならない日々のおともに、本書をおすすめします。

 

生活書院のHPはこちら。

 

 

2020年04月15日

各団体からの声明・要望

新型コロナウイルスの感染拡大にあたり障害のある人の人権保障について
各団体から声明や要望が出されています。内容をシェアさせていただきます。

 

「新型コロナウイルス感染症と障害者に関する理事会声明」
  障害学会

 

「新型コロナウィルス対策における障害のある者への人権保障に関する要望」
  NPO法人DPI日本会議、全国自立生活センター協議会、
  NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会、NPO法人境を越えて、
  呼ネット(人工呼吸器ユーザーネットワーク)、バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる~、
  神経筋疾患ネットワーク、一般社団法人日本ALS協会
  (以上連名)

2020年04月07日

【署名のお願い】映画館への支援要請

映画「道草」も上映して下さった全国の映画館が、現在新型コロナウイルスの影響を受け経営危機を迎えています。各地に映画館があることで多くの方に映画を観てもらい、知ってもらえる機会になりました。

昨日から政府への支援要請のキャンペーンが始まりました。
映画の灯が継がれていくように、下記をお読みいただきご賛同頂けたら幸いです。

 

「ミニシアターを救え!プロジェクト」

2020年03月23日

【緊急アンケートの呼びかけ】(日本ケアラー連盟より転載)

昨年、シネマ尾道で上映後トークにご一緒くださった児玉真美さんが
代表理事をされている「日本ケアラー連盟」より、新型コロナウイルス感染拡大に伴う
緊急アンケートの呼びかけがありましたので、転載させていただきます。
政府や地方自治体の施策に反映させるべく、アンケートへのご協力をお願いいたします。

※「ケアラー」とは「介護」「看病」「療育」「世話」「こころや身体に不調のある人への気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者・友人・知人などを無償でケアする人、と日本ケアラー連盟では定義されています。

 

以下、転載です。
平素より大変お世話になっております。
日本ケアラー連盟では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、
緊急アンケートを本日より実施しております。
アンケートURLはこちら。
(スマホからも入力可能です)
https://forms.gle/T1azNTxZpdfjcSEK9
ケアラーのみなさま、ぜひご回答ください。
そして、お知り合いにケアラーの方がいらっしゃれば、
アンケートについてお伝えいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本ケアラー連盟

 

以下、呼びかけ文です――――――――
ケアラー(介護者)の皆様へ
日本ケアラー連盟から緊急アンケートのお願い
日頃から大切な人への介護や気遣いをしておられるケアラーの皆さま、お疲れさまです。
ケアラーは新型コロナウイルスのリスクがもっとも高い人々をケアしています。
なかなか今後の見通しが立たない中で、ご自身やケアをしているご家族等への
心配や不安がつきない方もいらっしゃることと思います。
新型感染症という“災害”は、ケアラーにとって大きな脅威であり、
新たな負担や不安をもたらしています。
ケアラーにはマスクや消毒薬等必要な資源の供給の道筋がないなどの声も聞かれます。
外出等自粛から約2週間のご経験を通して、実際に困っていることや不安、
足りない資源等について率直なご意見を伺いたく、
「新型コロナウイルス感染拡大とケアラーに関する緊急アンケート」を実施させていただきます。
回答結果を活かし、資源の不足や具体的な困りごとの解決のために、
可能な限り新年度補正予算の編成や地方自治体の施策に意見反映・施策提起をし、
今後に備えていきたいと考えております。
短期間の調査となりますことをあらかじめご了承ください。
もし、周囲にケアラーやケアラーを知っている方がいらっしゃいましたら、アンケートを広めて下さい。

 

1.ご回答いただきたい方:ご自身がケアラーである方
2.アンケート実施期間:2020年3月21日(土)〜3月30日(月)
3.アンケートの形式:
Web上でのアンケート:GoogleフォームURL https://forms.gle/T1azNTxZpdfjcSEK9
4.連絡・お問合せ: info@carersjapan.comまで

ご多忙のところ、短期間での調査になり恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
2020年3月21日
一般社団法人 日本ケアラー連盟