2020年09月15日

自主上映情報を更新しました

2020年11月中旬までの自主上映会情報を更新しました。
詳細はこちらからご覧下さい。
各会場で新型コロナウイルス感染症対策を実施しています。
事前予約が必要な場合がありますので詳しくは主催者さまにお問い合わせください。

2020年08月21日

TBS「ザ・フォーカス」(9月6日)

テレビ番組のご案内です。
9月6日(日)深夜に、TBS「JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス」で
尾野一矢さんとご家族の4年間が放送されます。
ディレクターはTBSの福田浩子さんです。
映画「道草」のシーンもあるようですので、ぜひご覧ください。

 

番組HPはこちら
「小さな喜びを感じて ~津久井やまゆり園事件・被害者家族の4年~」

2020年08月19日

一矢さんの近況

監督の宍戸です。
先週、「道草」にご登場いただいた尾野一矢さんとご両親にお会いしてきました。
神奈川も猛烈な暑さになったこの日は、一矢さんにとってアパート宿泊体験の初日でした。津久井やまゆり園芹が谷園舎を車で出て、県内に借りたアパートにお昼過ぎに到着、すこし遅めの昼食を召し上がっていました。介助者は「NPO法人 自立生活企画」から大坪寧樹さんが同行され、夕方にはやまゆり園の職員さんが交代し、宿泊されたそうです。

メディアの方も何人かいて窮屈さもあったのか、その日の一矢さんは静かな印象でしたが果たして施設ではない暮らしの場をどんな風に感じているだろうと一抹の不安を感じながらも、その日は別れました。

 

尾野さんご家族を長きにわたり取材されている旧知の記者さんによれば「芹が谷帰る」と話していた一矢さんが、2日目に「芹が谷やめとく」に変わったそうです。3日目には「芹が谷やめとく」を繰り返し、「ここは誰の家ですか?」と尋ねると力強く「かずやんち」と答えられたということです。3泊4日の予定だった宿泊は、一矢さんの意思を尊重して続行が決まりました。
介助者の大坪さんに伺ったところ、このまま1か月の宿泊体験に入り問題がなければ園を退所することになりそうだということです。
新しい生活様式には喜びだけでなく不安も戸惑いもついて回ることと思いますが、あらたな門出に立たれた一矢さんに幸多からんことを心から願います。

 

 

 

※写真は旧知の記者さんからお借りした、一矢さんと大坪さんの買物風景です

2020年08月04日

上映延期のお知らせ(8/4 佐世保市)

新型コロナウイルス感染症再拡大に伴い、本日佐世保市で予定されていました上映会は急遽延期になりました。詳しくは主催者さまへお問い合わせください。

 

「長崎県 第1回人権・同和問題学習会
佐世保市人権教育夏期学習会」

■日 時 8月4日(火)13:45~(13:15受付)
※ バリアフリー字幕、音声ガイド付上映
■会 場 佐世保市西地区公民館 大ホール
(長崎県佐世保市金比良町1番7号)
■料 金 無料
■定 員 100席
■主 催 長崎県、佐世保市人権教育研究会
■後 援 佐世保市教育委員会、佐世保市PTA連合会、長崎県人権教育研究協議会
■お問合せ
Tel:0956-31-5713(佐世保市人権教育研究会)
Tel:095-845-4145(部落解放同盟長崎県連合会)

2020年07月02日

ソウル障碍人人権映画祭報告

5月下旬に開催していただいた韓国・ソウルでの映画祭の様子を、主催者の方がご丁寧に教えてくださいました。
ご了承いただきましたので、以下にそのご報告の一部を転載させていただきます。

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初夏の気配の漂う5月29日の午後7時、「道草」を上映しました。
空気も映画もとても素敵で、多くの人々が泣き笑いしながら映画をみました。
平日の夕方、しかもコロナウィルスの影響でお客さんが少ないのではないかと心配しましたが、杞憂でした。
多くの人が「道草」を目当てに会場に足を運んでくれました。上映後、アフタートークから出た話や個人的に聞いた話をまとめてお送りします。

 

<ある地域のILセンターで働く方>

登場人物のひとりが電車で人に迷惑をかけて謝るシーンがあったけど、どんな出来事でも地域で関わりを持つ経験はとても大事だと思いました。会ってみないとただ“怖い人”と思われるかもしれません。なので地域でふれあい続け、かかわりを持つのが重要だと思います。自立でもっとも必要なことも人とのかかわり、ふれあいです。“障がい者”として受け入れられるのではなく、一緒に暮らしながら“仲間”や“友達”として平等な立場で同じところを見ていることが一番大事だと思います。

 

<発達障がいの子を持つ家族>

発達障がい者がとる行動を「問題行動」だと言うシーンで「問題とは誰の視点からの定義なのか、健常者の視点ではないか」という疑問を持ちました。映画をみながら羨ましかったことは介護者が24時間寄り添い、障がい者が家で閉じこもるのではなく、お出かけしたり、会話したりするところでした。韓国にも取り入れるべき支援の仕組みだと思います。かかわり方という点で、私たちがどう一緒に生きていくかについて考えさせられました。

 

韓国の多くの入居施設に発達障がいのある人たちが暮らしています。発達障がいへの国の理解や地域で暮らす経験、ケースは少ないです。それによって発達障がい者への介護時間も極めて少ない現状です。韓国の障がい人人権運動の今の課題でもあり、必ず勝ち取らなければならないことでもあります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上です。
ご覧になった方から自主上映のお問合せも多く届いてるそうで、今後映画祭の関係者の方に韓国国内での配給をお願いできるか現在相談しているところです。
上映からさらなる上映の拡がりが生まれることを喜び、国をこえての拡がりに深く感謝します。

 

2020年07月02日

自主上映情報を更新しました

2020年9月までの自主上映会情報を更新しました。
詳細はこちらからご覧下さい。
各会場で新型コロナウイルス感染症対策を実施しています。
事前申込が必要ですので詳しくは主催者さまにお問い合わせください。

2020年06月13日

自主上映情報を更新しました

2020年8月までの自主上映会情報を更新しました。
詳細はこちらからご覧下さい。
新型コロナウイルスの影響により上映会の日程は変更になる場合もございます。
詳しくは主催者さまへお問い合わせ下さい。

2020年05月16日

海外初上映(ソウル障碍人人権映画祭)

映画「道草」が海外で初めて上映されることが決まりました。
主催は今年で18回目を迎えるという韓国の「ソウル障碍人人権映画祭」です。
映画祭は5月28日~30日の期間で開催され「道草」は29日19:00~、
韓国語字幕と手話通訳がつき上映されると伺っています。

 

映画祭HPにも紹介されています(こちら)。

韓国での上映を光栄に思うとともに主催者のみなさんに心から感謝いたします。

2020年04月16日

本のご紹介(『支援のてまえで』)

監督の宍戸です。新刊本のご紹介をさせていただきます。

生活書院から2月に出版された『支援のてまえで たこの木クラブと多摩の四〇年』(三井さよ、児玉雄大編著)は、東京都多摩市にある「たこの木クラブ」の歴史を振り返りいまを見つめなおす本です。
たこの木クラブには「道草」の撮影をはじめた頃から時折通い、週に1度の「すいいち」企画は何度か撮影もさせてもらいました。映画製作が行き詰まるとよくすいいちに足が向き、そこでまったりと、何もせずぼんやりといさせてもらうのですが、代表の岩橋誠治さんやここに集う人たちと何でもないお喋りを交わしていると、不思議に行き詰まりは解きほぐされて、道がまた拓かれてくるような思いをしたものです。

映画にたこの木クラブはワンシーンも登場しませんが、この場に出合わずにいたらずいぶん別な映画になっていたかもしれません。本書にはそんなたこの木クラブの魅力がたっぷりと綴られています。
外出がままならない日々のおともに、本書をおすすめします。

 

生活書院のHPはこちら。